昨日、ジュンク堂池袋本店で19時から行われたトークショーに行ってきました。
今回は、今村 謙之さん、近藤 昭雄さん、杉本 礼彦さん、田島 一輝さん、安生 真さんによる貴重なお話を聞く事ができましたよ!
私が聞いていて面白かった内容の抽出と、個人的な感想を書きます。詳しい内容は、トーク映像が後日どこかにアップされるらしいので、そちらを見られると良いかと思います。
聞いた内容は、見出しにしたり箇条書きにしたりと分かりやすくしたつもりです。
Google が日本に期待しているのは、携帯より家電
Android は携帯だけで広がる世界ではなく、家電などで広く搭載されていくだろう OS だと思います。
縦ではなく、横の広がりに期待して行きたいです。
Android マーケットについて
- 今度 DoCoMo から登場する Android 携帯「HT-03A」は Android マーケットではなく、DoCoMo 独自のマーケットになる。
- iPhone の成功した鍵は「課金」にある。
- Androidマーケットでは、Google チェックアウト*1による、手軽に有料アプリを購入することができる。
- 現時点の Android マーケットで、5000アプリほど登場している。マーケットが出来て1年足らずで、ここまで登場しているのは盛り上がっている証拠である。
- Androidマーケットでは、国・端末・SDKバージョンなどで購入対象を絞る事ができる。
- Android搭載するにあたり、最低限4・5個のボタンがあれば良く、ディスプレイが無くても良い。
- ただ、端末の自由度があるため、端末毎の互換性は保証されていない。
- 開発者登録の敷居が低いため、誰でも気軽にアプリを作成して世界に公開できる。
30%はマージンとしてGoogle側に取られますが、自分でアプリ宣伝する必要が無い事を考えると安いとは思います。
Android マーケットは良いのですが、DoCoMo の独自マーケットがどうなるかでしょうね。閉じたマーケットになるかと思いますが、登録申請のし難さが出ると盛り上がらなさそうですよね。
アプリ
- まだ使い勝手がよくないアプリが多く、プレインストールされている Google の作ったアプリでさえイマイチ。
- しめじIME のクオリティが高いらしい。
- スカイマップのクオリティが高いらしい。
- 昔のゲーム機のエミュなども動くため、色々な可能性が感じられる。
まだまだ付け入るチャンスが多いのが、Android アプリ市場なのだそうです。
まだマーケットが登場して1年弱しか経って無いため、これからなのでしょうね。
Android 自体について
- アプリの連携が取りやすく、あるアプリから別アプリを起動することが可能である。
- サービスがある。
- 待ち受け画面自体がアプリであるため、変えることが可能である。
- タッチパネルは女子高生やOLウケしない。なぜなら、爪が長いとパネル操作がし難いからである。
- 日本独自で進化し続けたガラパゴス携帯を組み入れた形にしないと、日本展開は伸び悩むのかもしれない。
ターゲット層に合わせて、UIを変えていく必要がありそうですね。
UIの融通が利くのも Android の良さなのだし、iPone とは違った形で頑張れるのも魅力かと。
感想
1時間半のトークショーでしたが、聞きごたえがあり、有意義な時間が過ごせました。関係各者の皆様、どうもありがとうございました。
今まで以上に興味が湧いてきたので、現在勉強中のAndroid開発も頑張っていきたいと思います。
*1:日本ではまだサービスされていません