VRChatはDesktop操作があるため、VR必須だと公言しておかなければDesktop(腕1本)+VR(腕2本)それぞれで動作するワールドを制作する必要があります。
今回はそのことを踏まえ、どのように作ると良いかを思い悩んだ事を書きます。
はじめてのVRChat向けゲームワールド「Maze In Cube」作成するにあたって生まれたTips
www.youtube.com
完成したゲームワールドは迷路とパズルを組み合わせた内容です。
本エントリーは気を付けた点とTipsに関して書きます。
ちなみに「Maze In Cube」が初作成ワールドとなります。なので初心者レベルの内容が多く、既にワールド作成した事がある人にとっては退屈な内容かもしれない事にご注意ください。
本文中に多数Twitterからの引用があります。その時点の状態なためリリース済みの内容と異なります。
VRChat WorldをLocalBuildでマルチアカウントテストする方法
VRChat WorldのLocalBuildで複数ウィンドウを起動しても同一アカウントで起動してしまいテストが捗りません。
- VRCStationに座ると他ウィンドウで起動したアバターも座ってしまい、更に視点と移動もバグる事があり安定しない
- 後から誰かがWorldへ入る/出るの制御。同一アカウントでテストすると全部同じアカウント扱いなためテストにならない
- ObjectのOwner。Objectへの干渉権限はOwnerのみなので、権限移譲する必要がある。が、これも同一アカウントだとテストにならない
上記のテストをするにはprivete worldとしてアップ*1し、Masterがサブアカウントを個別招待する必要があります。
これは小さいサイズのワールドですら15分くらい時間を取られ、次第に同期テストが疎かになっていきます。
なので、LocalBuildでもマルチアカウントでテストしちゃおう!というのが今回の話です。
※記載方法は自己責任でお試しください。何かありましても責任は負いかねます。
LocalBuildでマルチアカウントのテストって?
以下が導入後のテスト手順。
1. VRChatの"Build & Test"ボタンを押します
2. いつもどおりVRChatクライアントが起動します
3. 次に全サブアカウントのVRChatクライアントを起動するボタンを押します
4. わーい
求めていたものと一致していましたら以降を読み進めてください。
*1:しかも3割くらいの確率でアップ中にUnityEditor落ちる...
【5周年】iOS向け『音ゲートレーニング』アプリの情報を見ながら振り返り
音ゲーを練習するだめだけに開発した「音ゲートレーニング」がリリースして5年が経ちました。
hyoromo.hatenablog.com
節目という事で、今までのダウンロード数/DAU*1とiPhone/iPadランキング情報を交えつつ振り返っていきます。
全体 (2016/03/15-2020/03/14)
いきなり全体を見ての振り返りです。細かいデータは全体以降に1年毎に書いていますので、細かく見たい方はそちらもどうぞ。
ダウンロード数
総DL数は127,458でした。
本アプリは2018年に爆発的な伸びがあり、それで知名度が上がった事で2018年以降は口コミ効果で安定して増えています。
1日の最大DL数は1826です。
iPhone/iPadのゲームミュージック ランキング(JP)
アプリ内で擬似ゲームプレイ出来るため、「ゲーム > ミュージック」カテゴリに居ます。
ランキングも2018年以降は安定して100位以内を維持している期間が長くなっていますね。
それと、全体を通してみてもiPhoneよりiPadの方がランキングが上です。これはiPhoneよりiPadでの音ゲーユーザー割合が多いからですね。
「ゲーム > ミュージック」カテゴリでの最大順位はiPhoneで6位、iPadで5位でした。
DAU
2018年以前と以降とでDAUに大きな差があります。グラフ下の01は左から 2017/01、2018/01、2019/01、2020/01、2021/01 となります。
1日の最大DAUは2142です。
2016/03/15-2017/03/14
これ以降1年単位で見ていきます。
最初はリリース初年度です。ラストに伸びました。
ダウンロード数
2016年は20DL前後。2017年に入ってからは50DL前後まで伸びています。
DAU
3月リリースでしたが、計測し始めたのは10月からです。約半年後の10月時点でDAUは100くらいでした。
全く宣伝しない&iOSしかリリースしていないにも関わらずDAU100は多いと思います。
リリースから1年経過してDAUは300前後まで伸びました。最後の方で一気に伸びているため、有名な方が宣伝くださったんだと思います。期間指定でググってもそれらしい情報を見付けられませんでしたが。
2017/03/15-2018/03/14
2年目。春/夏に2回伸びました。
ダウンロード数
春/夏に2回ほどDL数が平時の2-3倍に伸びている期間がありました。
DAU
DAU250前後をキープし続けていました。ユーザーの入れ替わりはあるかと思いますが、継続して使って頂いている方もまた多かったようです。ここがツールの強みですね。
2018/03/15-2019/03/14
3年目。謎の飛躍が3回ありました。
ダウンロード数
2018/06/02に1日で888DL。
2018/11/01に1日で1255DL。ここでの伸びは2週間影響がありました。
2019/02/18に1日で1826DL。5年間の中で1番多くDLされた日となりました。
iPhone/iPadのゲームミュージック ランキング(JP)
2019/02/19に「ゲーム > ミュージック」カテゴリでiPhoneは6位、iPadは5位でした。
ランキングに関しもこの日が5年間の中で一番上位に喰い込んだ日となります。
DAU
DAUも爆発的な増加が見られました。2018/06に今までDAU250前後だったのが一気にDAU1650まで伸びています。
ここで認知度が高まり、定期的に上昇を繰り返しています。不安定ですが終わり付近は平均DAU1000くらいあります。
2019/03/15-2020/03/14
ダウンロード数
前年の効果が徐々に下がっていき、2019/04中旬には50DL前後で安定しました。
DAU
DAUも前年の効果が徐々に落ち着いてゆき、終わり付近は平均DAU800でした。
2020/03/15-2021/03/14
安定期に入っていますが、2020年夏前後から徐々に上昇しています。
ダウンロード数
何度かDL数の多い日があります。
2020年6月に台湾で100LDほど伸び。
2020年9月に中国でDL数が伸びており、その期間は1日に100-200DLくらいDLされていました。
そうしたこともあり、簡体字/繁体字対応を2020年夏にしました。中国での伸びは簡体字対応のお陰なのかもしれないです。
日本でも2020/10以降に伸びていました。
これは2020/10/07に v2.0.0 の大型アップデートを行い大改修した&D4DJグルミクやプロセカといった大型リズムゲーがリリースされた事による影響が出ていそうです。
DAU
前半はDAU800前後、後半はDAU1000前後と伸びていました。
1日を示す折れ線だと分かりにくいですが、1ヶ月を示す折れ線を見ると伸びが分かりやすいです。
DAUが改善したのはヘルプページを作り直し、アプリ内のチュートリアル&ヘルプへの誘導を強化した影響も少なく無さそうです。
hyoromo.github.io
さいごに
アプリの利用ユーザーが増えることで様々な意見を頂く機会に恵まれ、ここまでアプリが成長しました。
沢山あるので紹介出来ませんが、全員に対して感謝しています。どうもありがとうございます!
お陰様で「音ゲーを練習するなら音トレ(ただしiOS端末に限る)がオススメ!」と言う声が最近耳に届くことが増えて開発者冥利に尽きています。
割と最近知ったのですが、口コミでは「音ゲートレーニング」という名称より「音トレ*2」として広まっているみたいです。
twitter.com
よりも
twitter.com
の方が頻繁につぶやかれていました。
口コミでDL数伸びているっぽいのに「音ゲートレーニング」で検索ってもそれほどヒットしないなー、って思っていたら「音トレ」の方。ディスプレイ名をそれほど考えて付けて来なかった身としては驚きでした。。。次回作はしっかり考えたいです。
ここまで読んでみてアプリ未インストールで、アプリの事が気になった方は以下からDLしてみてください。