hyoromoのブログ

最近はVRSNS向けに作ったものについて書いています

MagicaVoxelのModelEditor使い方メモ

MagicaVoxel の使い方についての自分用メモです。
なお、全体的にModelを作成したいだけなのでMagicaVoxel上でのRender機能に配慮していません。

環境

  • Windows10
  • MagicaVoxel v0.99.5.1

用語

曖昧な用意を明確にするため、本記事の中では以下のように扱っています。

単語 説明
Voxel (x, y, z)が(1, 1, 1)サイズのものを1 Voxel

よく使うショートカットキー

ショートカットは公式ページに全て掲載されています。その中でもModel編集で頻繁に使うものを抜粋して書きます。
なお、MacユーザーはALTをOPTIONに置き換えてください。

共通
効果 操作方法
Undo CTRL+Z
Redo CTRL+SHIFT+Z or CTRL+Y
カメラ操作
効果 操作方法
カメラを回転 マウス右を押下しながら移動
カメラ中心点を移動 マウスホイールを押下しながら移動
カメラの拡縮 マウスホイール
カメラアングルの保存 7 or F7
カメラアングルの読込 8 or F8
プロジェクト関連
効果 操作方法
プロジェクトを保存 CTRL+S
選択
効果 操作方法
全て選択 ALT+A
ブラシ
効果 操作方法
ブラシ種類を押下キーに対応したものに変更 V/F/B/L/C/Pキー
ブラシ種類に応じたModell削除 SHIFT押下しながらDrag&Drop
Modelの平行移動 CTRL押下しながらDrag&Drop
カラーパレット
効果 操作方法
色の移動 CTRL押下しながらDrag&Drop
色のコピペ SHIFT+ALT押下しながらDrag&Drop
画面上の色をスポイド ALT押下しながら対象物へDrag&Drop

Modelサイズの変更

f:id:hyoromo:20200607012134p:plain:w320
ModelのサイズはModelの右上にある3つある数字で決める事が出来ます。
1つ目の数字はX(赤色)、2つ目の数字はY(緑色)、3つ目の数字はZ(青色)となります。

f:id:hyoromo:20200607180016g:plain
全選択して数字変更するとXYZが一律の値に変更されます。

リサイズアイコンを押下すればX/Y/Z毎に+/-方向への矢印が表示され、矢印をDrag&Dropする事でその方向に対してサイズ変更されます。
矢印のどの部分をクリックする事で挙動が異なり以下の通りになります。

  • 棒部分だとリサイズ
    f:id:hyoromo:20200607181258g:plain
  • 矢印先端部分だとサイズはそのままにキャンバス移動
    f:id:hyoromo:20200607180832g:plain

なお、これらはv0.99.5.1からの機能です。

Modelの表示設定

f:id:hyoromo:20200608014835p:plain:w540
Brushの一番下にある項目からModelに影や罫線を表示させる事が出来ます。
使用する機能のみ機能説明を書きます。

名称 機能
SW 影を表示するかどうか
Grid モデルと外枠に罫線を表示するか
Edge モデルに輪郭線を表示するか

SWとEdgeはOFF、GridはONが作業しやすいです。

カメラ角度の操作

カメラ角度の操作はマウス右クリックからのDrag&Dropで行えるのと、専用UIを表示して操作する事が出来ます。
専用UIは2種類存在し、それぞれ以下のようになります。
f:id:hyoromo:20200607234755p:plain:w300

  • camera ruler
    左右/上下の角度を表示するUIとなり、Dragする事で左右/上下方向への値を変更できます。
  • toggle view cube
    正方形のUIが表示され、Dragする事で自由に角度を変更できます。
    また、辺や面をクリックする事で対象にカメラ正面となるよう変更されます。

f:id:hyoromo:20200608000757g:plain

特に重要なのは camera ruler の角度です。モデルデータを量産するにあたり、向きを合わせて作らないと向きがバラバラで困ることになります。全てを (0, 0) に合わせる等のルール決めをしておくと良いです。

ブラシ (Brush)

Brushを使うことでModelを編集していきます。
ブラシの基本操作は以下の3つ。これを選択した状態でV/F/B/L/C/Pの何を選ぶかでVoxelの単位が変わります。

効果 名称
Attach Voxelを追加
Erase Voxelを削除
Paint Voxelの色変更
V (Voxel)

f:id:hyoromo:20200607182532g:plain:w320
1x1x1の1単位のVoxelを操作します。このブラシを最も使います。

F (Face)

f:id:hyoromo:20200607183614g:plain:w320
土台の上にVoxelを一括操作します。一括追加されるのは同色の土台のみとなります。

B (Box)

f:id:hyoromo:20200607185106g:plain:w320
選択開始位置からDrag&DropによってVoxelを操作する範囲を箱状に行います。

L (Line)

Bは箱状だったのに対し、Lは線状に操作を行います。

C (Center)

円状に操作を行います。

P (Pattern)

型を登録して使い回せるようですが、使わないので解説を省略します。

ブラシツール

f:id:hyoromo:20200607225816p:plain:w320
ブラシの下にVoxelに対して操作するツールがあります。

移動

選択中のVoxelをX/Y/Z方向に対して平行移動します。未選択の場合は全体が移動します。
この機能はLOOPと同一です。

範囲選択

マウスのDragでVoxelを範囲選択します。選択されたVoxelは対象の辺の色が変わります。

範囲選択

選択したVoxelと隣接する同色Voxelを選択します。

スポイト

選択したVoxelの色がカラーパレット上で選択されます。

自動削除

選択したVoxelと隣接する同色Voxelを削除します。

自動塗り

選択したVoxelと隣接する同色Voxelを塗りつぶします。

軸を使った操作

MIRROR

f:id:hyoromo:20200608022346g:plain:w320
ブラシ操作をX/Y/Z軸から見て反転位置にも行います。

AXIS

f:id:hyoromo:20200608022811g:plain:w320
ブラシ操作をX/Y/Z軸上の全てに対して行います。

カラーパレット (Palette)

パレットを選択し、ウィンドウ左下にあるColorから色変更が行えます 

カラーパレットを全てリセット

f:id:hyoromo:20200607174422p:plain
Pallet下にある一番右の番号「3」を選択する事で黒以外の色が消えます。なお番号はバージョンによって異なるようです。

1色だけ削除

f:id:hyoromo:20200607175346g:plain
ALT+Drag&Dropすると、Dropした先にある色に置き変えるスポイド機能があります。なので、カラーパレット中の未使用枠へDropする事で削除扱いとなります。

カラーパレットの保存/読込

f:id:hyoromo:20200607174555p:plain
Palletの一番下にある保存/読込ボタンから、現在表示中のカラーパレットを保存したり読み込んだり出来ます。

ラベル付け

f:id:hyoromo:20200608001817p:plain
行毎にラベル設定出来ます。一番上のアイコンを押すとラベルが全削除されます。
この機能はv0.99.5.1から追加された機能となります。

TOOL

ウィンドウ右上にあるTOOL欄にキャンバス全体に影響を与える機能があります。使う機能だけ書きます。

Full

Modelサイズ一杯にVoxelを敷き詰めます。

Clear

キャンバス内のVoxelを全て削除します。
もしVoxelが選択状態であれば、選択されたVoxelのみを削除します。

2x

ModelサイズとVoxelを2倍にします。

1/2

ModelサイズとVoxelを1/2倍にします。

SELECT

選択関連の操作を行います。

All

全てのVoxelを選択状態にします。

Inv

現在選択しているVoxel以外を選択状態にします。

None

選択状態を全て解除します。

Copy

選択状態のVoxelをコピーします

Paste

CopyしたVoxelを同じ位置にPasteします。
Pasteすると対象Voxelが選択状態になっているため、そこからVoxelを移動させる事が可能です。