EXPANSYSでHTC 8Xを買ったのですが、言語設定で日本語が選択できませんでした。
日本語表示できない事は一見すると日本語ローカライズ版のアプリ開発に大きな支障が出るように思える為、日本語表示の設定が出来ない時の支障について整理してみました。
日本語設定は全く行えない?
言語設定を行う必要のある項目は端末上で以下のような項目があります。
- 電話の言語(Phone language)
- 国/地域(Country/Region)
- 地域設定(Regional format)
- ブラウザーと検索に使用する言語(Browser & search language)
- キーボード(keyboard)
- 音声認識の言語(Speech language)
この中で日本語に変更できないのは電話の言語(Phone language)だけです。この項目だけ販売国によって対応言語が異なり、海外端末を購入する上で日本語が入っていない可能性が高くなっています*1。
キーボードや音声認識も該当しそうなものですが、こちらは別途DLする形式になっている為、初期データとしてなければDLすれば利用可能となります。
電話の言語(Phone language)が日本語でない時の支障
日本語ローカライズ版のアプリに限って言えば、以下の1点だけ支障があります。
- スタート画面上のLiveTileとアプリ内での表示言語が、電話の言語(Phone language)設定で選択された国でローカライズされた表示言語になる。
例えばアプリが英語と日本語に対応している場合、端末の電話の言語(Phone language)が英語設定だと英語表示されます。もしアプリの表示言語が日本語にしか対応していない場合、電話の言語(Phone language)に依存せず日本語表示される事になります。
この支障は実機で英語表記を確認、エミュレータで日本語表記の確認すれば解決します。
余談
HTC 8X自体は開発用端末としてどうなのか
Windows Phone 8になって端末の制約が色々解放され、開発端末を選ぶのにも慎重にならざるを得なくなりました。まず購入する時のポイントですが、だいたい以下の項目に着眼する必要があります。
- 端末の解像度
解像度種類はWVGA(480×800), WXGA(768×1280), 720p(720×1280)の三種類 - 外部ストレージ
MicroSDカードのあり/なし
じゃあ8Xはどうなのかと。
解像度は「720p(720×1280)」で16:9となっており、旧来の15:9とは異なります*2。
外部ストレージはMicroSDカードは非対応。新たな画面比率で常にチェックできるが、エミュレータで確認出来ないであろう外部ストレージ関連の確認が出来ないのは微妙かもしれませんね。
HTC 8Xのデザインとか
端末の見た目は背面に丸みがあって、とてもHTCっぽいです。背面の触り心地はiPadの風呂釜みたいな感じ。ハードウェア上のボタンは静電式で、タップした時に軽いバイブレーションのレスポンスがあるタイプです。
Lumia色を入れたHTC端末って感じで、なかなか良い端末だと思いますよ。