タイトルの通り、クラウド関係のセミナーに言って参りました。
クラウド・コンピューティング Specialと言う翔泳社主催のセミナーですね。
SIer とエンドユーザーが、1:3 くらいの割合で参加していたようで、セミナー内容もどちらかと言えばエンドユーザー向けでした。
今回のセミナー内容をガッツり書いていきたいところですが、箇条書きです。お許しを〜
セミナーでの気になった発言
- ロードマップをコンサルタントしていく必要がある
- オンプレミスかクラウドかを決める上流工程が今まで以上に大切になる
- 初期投資は低い
- トランザクション数によってはパブリッククラウドだとコストがかかる場合がある
- コンプライアンスを考えていく必要がある
- クラウドだから生産性が高くなるのではない
- データを一元管理させる
- パッケージ販売ではないため、顧客とのリスク共有をおこなっている
- 環境面でのトラブルは少ない*1
セミナーの内容についてはここまでです。以下、私の感想がダラダラと続きます。
発言を受けて、考えられる問題
クラウドを導入する上で、企業が懸念する事項は。
- コストは削減されるのか?
- 運用負担は削減されるのか?
- パフォーマンスはどうなのか?
- データの安全性はどうなのか?
様々な懸念点はあるかと思いますが、多くはこういったことを懸念していると思います。
今回のセミナーで良かった事は、こういった問題点を再認識できたことです。エンドユーザー側が抱える問題を、いかに SIer がコンサルタントしていけるかに掛かっており。SIer は、今回挙げたような問題に対して明確な回答を用意しておくべきでしょう。
では、一つずつ問題の確認を行っていきます。
コストは削減されるのか?
システムの規模に左右されるため一概に答えられる問題ではないようです。
こちらでも言及されているように、ピーク時の比率やサーバ台数なども念頭に置いた費用対効果を概算で割り出せなければ説得力にかけるでしょう。
概算をはじき出す計算ロジックくらい SIer 側で持っておきたいところですよね。
運用負担は削除されるのか?
サーバー管理部門のような場所は居なくなる又は縮小されるでしょう。ただ、これは利用するサービス内容によって負荷レベルが変わってきます。SaaS なら提供されているアプリケーションにだけ注力すれば良いので、環境面でのトラブルも少ないでしょう。PaaS なら開発したアプリケーションとミドルウェアとの間に問題が無いかも注視する必要があるでしょう。IaaS ならオンプレミスとほぼ同じ管理形態になるので、運用負担の削減は難しそうです。
パフォーマンスはどうなのか?
AWS で見るとアメリカかヨーロッパに置いてあるサーバしか選べないため、距離の問題でパフォーマンスは見込めないでしょう。ただし、日本にもデータセンターが出来始めているため、日本のサーバを使う事によって改善されると思います。実際に IBM が先駆けて、日本にデータセンターを建設しており、今年の4月から使われているようですね。
データの安全性はどうなのか?
今の所、多くは海外のサーバを借り受けることとなるため、もし何かしらトラブルが発生した場合はその国の法律が適用されかねません。
そのような問題を回避するためには、各サービス事業者との契約時に取り決めをするか*2、日本のデータセンターを使うかでしょうね。
まとめ
いま自分が考えてる事をそのままブログに書き出しました。これから考えが変わる部分もあるでしょうが、ここに書いた事を編集する事は無いでしょう。
また、自分の低い認知レベルで書いたため、内容に偽りが存在するかもしれませんので、そのままの意味で受け取らないでください。間違いなど指摘して頂けると幸いです。
それなりに情報を収集していた気になっていましたが、知識レベルで全然足りていないことがブログを書いてハッキリと分かりました。もっと知識を貯えるべく、努力していきたいですね。